noma , Copenhagen
まさか自分が死ぬまでにデンマークに行くとは思ってもみなかった。論外。
スペイン料理屋の兄ちゃんが、今、コペンハーゲンのノーマが熱いらしい。世界中から殺到してるらしい。
鼻息荒く吹聴されたけど、そんな寒いとこ誰が行くかー!と一旦は一蹴したのも束の間。
世界のベストレストラン(投票方式にはいささか疑問が残るが)でエル・ブジ、ファット・ダックに続いて第3位、
赤丸急上昇。そしてノーマのHPを見て一目惚れ、恋に落ちてしまった。
オンライン予約で寸でまで行ったり来たりしてるうちに、とりあえずカチッと予約してしまったいた。
キホン、流行好きなんですな。
てか、ネットで検索してもあんまり情報出てこないですね。
日本の食べ物ブログではボクが初めてかもよ(自慢?)
時間が有ったので対岸から歩いて行ったら雪道で歩きづらく結構遠い。
で、結局場所わからず人に聞いてたどり着く。
倉庫を改装したレストラン・ノーマ。
内装は木の梁であったり、素朴な手を入れていない?土壁であったり、テーブルや椅子もシンプルながら
北欧のライトなデザインで統一されている。カッコ良い!!
いきなりシャンパーニュ登場は、最近メル友(古っ)になったロンドンのfoodsnob氏から!
Thank you very much!
ラルマンディエ・ベルニエのブランドブラン
アンティークな缶の中には、、、
クッキーです。ブラックベリー、ペッパー風味
良い演出ですね。
あ、メニュー名は英語聞き取りにより間違いあるかもです。。。
こちらも器がカワイイ。
鶉の卵のスモーク、中の液体はヴィネガー、、ピクルスって言ってたような、、、
一口で食べてくださいと言われました。
ほんのり温かく、スモークの香ばしい香りと酸味。
本物の鶉じゃないような味わい、楽しいですね。
鉢植えのラディッシュ,黒いのは土に見立てたのはモルトをかけて二日乾燥?させたヘーゼルナッツ、
その下の緑色のクリームはエストラゴン他ハーブ風味のヨーグルト
これもサプライズだけに止まらずしっかりと美味しいです。
クランチのカリカリなのとクレームとの対比。
自然へのメッセージ色の濃い作品だ。
サンドイッチ、鴨の皮、ライ麦(トラディショナルブレッド)
クレームは?と黄色いプティポワ?
フェルトがお皿代わりになっています。
これも地のモノでしょうか。
ビーツのパート、モルトの酢漬け、エーデルフラワー風味
甘くてねちっと、新しいビーツの表現方法。
エーデルも香ってます。
上にダックのスキン、下はパン、真ん中ハーブ、ディルとかセルフィーユ、酢のパウダー
美味しいです。
デンマークはオープンサンドが有名だそうですが、そこからでしょうか。
以上アミューズ、ここまで間髪入れずに運ばれてきます。
サービスは、入れ替わり立ち替わりキュイジニエがわざわざ持ってきて説明してくれます。
なるほど、自分が作ったものを席まで運んで自から説明し供する。
自然じゃないですか。
皿を下げたり、ボワッソンは別の給仕人がいます。
パン
フェルトの衣装に包まれてやってきます。
オートクチュールなんでしょうね。
開けると、湯気が上がります。
オートミール、モチモチで皮カリ、めっさ旨かった!
とは言え、味の主張は控えめでレストランでのパンとして成り立つ巧みな技。
シープのバター、豚のラルドにポテトフュメをカリッと
これが激にウマイのであるが長丁場につき、一口のみに留める。
セスク・ファブレガス似のセルヴールに、何皿食うかと聞かれ、そらアンタ、このノーマのためだけにコペンに
来たんですから、スペシアルでお願いしましたよ。メニューは無かったです。
12皿かかってこい!
ワインは、グラスで4,5杯くらいでお願いした。(nomaずにいられません(笑)
デンマークは物価が高く(その分病院なんかはタダだそうだが)予め、nomaのサイトで見たワインリスト
でもとんでもない値段が付いていた。
最初の一杯目は、ポーチュガルのヴィーニョ・ヴェルデ
ビオだそうです。やっぱりね。
以降のワインもほとんどがビオ、でもそんなにビオ臭くないところがセンス良い。
・イカ マスタードシード、クレームと緑(ハーブ)のオイル、ノルウエージベリーフリーズドライ(サクサク)
ハーブ、
写真が無い!!!
イカの火入れは完璧でした。
・ウニ、胡瓜にイカスミ、胡瓜をグリエした粉、ジュのフローズン
ウニと胡瓜をあわせる感覚は日本での体験からか?
地元のウニだそうですがとても甘いウニです。
胡瓜との相性もとても良い。これは日本人受けするでしょう。
二杯目はシャブリ
うまいシャブリだ。
知らない造り手、しっかりとミネラルでシャブリの特徴を良く出している。
後日ラヴィーニャにも売ってた。
日本にも入ってるんかな?
・栗の乾燥?ローストじゃなくセッシュ、緑はクレソン、スエーデンの魚の卵(キャビアのような)
素晴らしい!!
このセンスは尋常では無いです。
栗と魚卵を合わすって???紙一重でしょう。
・ラングスティーヌポワレ半生、牡蠣の緑ソース、ライ麦のクランチ、赤い海苔のパウダー
手で食べます!
大きなラングスティーヌ、ソースのミネラル、塩が効いています。
石は生ぬるいくらいの温度。
セスク(笑)
アーセナルに残ってください!!
・地元の玉ねぎ、70度20分ソテー、グレープフルーツのソース、タピオカ、レモンタイム
瑞々しいタマネギ。酸味か心地良い。
3杯目、サン・トーバン
これもビオキツくなくて良好。
昔はもっと臭かったような。。。
・サルフィス、ミルクのスキン、地元のトリュフのペースト(濃厚!)セルフィーユとか
こんなトリュフ料理は食べたこと無いです。
とても濃厚でウマイ。
良いお皿。
・キングクラブ半生、甘い!ポワロー(詰まった旨さ!)の灰まぶせ、白パンのエスプーマ、パン粉
蟹は新鮮で甘い。
日本レベルの良い蟹です。
ポワローも良かったなあ。旬ですね。
・伝統野菜のピクルス、骨髄、バターとエルヴのソース、鶏のダシ。。。?
箸休め的に野菜でリフレッシュ。
曇り空だった空が晴れてきました。
4杯目は赤
ソミュール・シャンピュニイ
クートゥー
ケースに収納されてました。
いかつい鋼。
・ビーツ、リンゴ、ギュウほほ、
やっとメインに辿り着く。
いや、メインと言う表現はおかしいかもなあ。
コースの流れ的に最後に肉が適切であっただけで、やはり野菜が主役かな。
そのせいかあまり感動も無かった。
5杯目、ちょい甘
マドンナ、美味しい!
ラベルも良いね。
ちょっと休憩に。
サロン
デザートの始まり
・にんじんづくし、ドライトマトみたいなのも、カリッカリのもヨーグルト
うまい。アクは無い。
・スノーマン、にんじんの鼻、上タイム、中苺と?のアイス、下メレンゲ
カワイイ!
黄色い果実はざくろみたいなの、種固い。
6杯目、甘口
コトー・ド・ローバンスとは珍しい。
でもこの造り手は昔、1968を飲んだことがあるぞ。
やはりと言うかワインは全体的にロワール多めでした。
蝋燭の灯り
・ヘーゼルナッツ、ミルクのパウダー、50%ずつ
ミルクのアイス、ブラックベリー
これだけ食べても食後感は軽い。
ちょっとだけ厨房見学させて貰いました。
見せる、見えるキッチン
サロンでカフェ
楽しかった!!
そう、ここは楽しいレストランである。
そんな良い空気が流れてるよなあ。
なるほど、世界ベスト3も納得、これからこういうスタイルが流行る気がする。
スゴく勢いを感じるし、ミシュランはココに三つ星を付けるんじゃないか?
付けざるを得ないと思うなあ。
スカンジナビア料理としてね。
帰る頃の夕暮れ。
今度は夏とか秋にゆっくりと訪れたいな。
北欧家具とかも見てみたいし。
なんと、この記事に使用した画像57枚!!ふーっ。
NOMA(ノマ)
Strandgade 93
1401 Copenhagen K
Tel: +45 3296 3297
noma
スペイン料理屋の兄ちゃんが、今、コペンハーゲンのノーマが熱いらしい。世界中から殺到してるらしい。
鼻息荒く吹聴されたけど、そんな寒いとこ誰が行くかー!と一旦は一蹴したのも束の間。
世界のベストレストラン(投票方式にはいささか疑問が残るが)でエル・ブジ、ファット・ダックに続いて第3位、
赤丸急上昇。そしてノーマのHPを見て一目惚れ、恋に落ちてしまった。
オンライン予約で寸でまで行ったり来たりしてるうちに、とりあえずカチッと予約してしまったいた。
キホン、流行好きなんですな。
てか、ネットで検索してもあんまり情報出てこないですね。
日本の食べ物ブログではボクが初めてかもよ(自慢?)
時間が有ったので対岸から歩いて行ったら雪道で歩きづらく結構遠い。
で、結局場所わからず人に聞いてたどり着く。
倉庫を改装したレストラン・ノーマ。
内装は木の梁であったり、素朴な手を入れていない?土壁であったり、テーブルや椅子もシンプルながら
北欧のライトなデザインで統一されている。カッコ良い!!
いきなりシャンパーニュ登場は、最近メル友(古っ)になったロンドンのfoodsnob氏から!
Thank you very much!
ラルマンディエ・ベルニエのブランドブラン
アンティークな缶の中には、、、
クッキーです。ブラックベリー、ペッパー風味
良い演出ですね。
あ、メニュー名は英語聞き取りにより間違いあるかもです。。。
こちらも器がカワイイ。
鶉の卵のスモーク、中の液体はヴィネガー、、ピクルスって言ってたような、、、
一口で食べてくださいと言われました。
ほんのり温かく、スモークの香ばしい香りと酸味。
本物の鶉じゃないような味わい、楽しいですね。
鉢植えのラディッシュ,黒いのは土に見立てたのはモルトをかけて二日乾燥?させたヘーゼルナッツ、
その下の緑色のクリームはエストラゴン他ハーブ風味のヨーグルト
これもサプライズだけに止まらずしっかりと美味しいです。
クランチのカリカリなのとクレームとの対比。
自然へのメッセージ色の濃い作品だ。
サンドイッチ、鴨の皮、ライ麦(トラディショナルブレッド)
クレームは?と黄色いプティポワ?
フェルトがお皿代わりになっています。
これも地のモノでしょうか。
ビーツのパート、モルトの酢漬け、エーデルフラワー風味
甘くてねちっと、新しいビーツの表現方法。
エーデルも香ってます。
上にダックのスキン、下はパン、真ん中ハーブ、ディルとかセルフィーユ、酢のパウダー
美味しいです。
デンマークはオープンサンドが有名だそうですが、そこからでしょうか。
以上アミューズ、ここまで間髪入れずに運ばれてきます。
サービスは、入れ替わり立ち替わりキュイジニエがわざわざ持ってきて説明してくれます。
なるほど、自分が作ったものを席まで運んで自から説明し供する。
自然じゃないですか。
皿を下げたり、ボワッソンは別の給仕人がいます。
パン
フェルトの衣装に包まれてやってきます。
オートクチュールなんでしょうね。
開けると、湯気が上がります。
オートミール、モチモチで皮カリ、めっさ旨かった!
とは言え、味の主張は控えめでレストランでのパンとして成り立つ巧みな技。
シープのバター、豚のラルドにポテトフュメをカリッと
これが激にウマイのであるが長丁場につき、一口のみに留める。
セスク・ファブレガス似のセルヴールに、何皿食うかと聞かれ、そらアンタ、このノーマのためだけにコペンに
来たんですから、スペシアルでお願いしましたよ。メニューは無かったです。
12皿かかってこい!
ワインは、グラスで4,5杯くらいでお願いした。(nomaずにいられません(笑)
デンマークは物価が高く(その分病院なんかはタダだそうだが)予め、nomaのサイトで見たワインリスト
でもとんでもない値段が付いていた。
最初の一杯目は、ポーチュガルのヴィーニョ・ヴェルデ
ビオだそうです。やっぱりね。
以降のワインもほとんどがビオ、でもそんなにビオ臭くないところがセンス良い。
・イカ マスタードシード、クレームと緑(ハーブ)のオイル、ノルウエージベリーフリーズドライ(サクサク)
ハーブ、
写真が無い!!!
イカの火入れは完璧でした。
・ウニ、胡瓜にイカスミ、胡瓜をグリエした粉、ジュのフローズン
ウニと胡瓜をあわせる感覚は日本での体験からか?
地元のウニだそうですがとても甘いウニです。
胡瓜との相性もとても良い。これは日本人受けするでしょう。
二杯目はシャブリ
うまいシャブリだ。
知らない造り手、しっかりとミネラルでシャブリの特徴を良く出している。
後日ラヴィーニャにも売ってた。
日本にも入ってるんかな?
・栗の乾燥?ローストじゃなくセッシュ、緑はクレソン、スエーデンの魚の卵(キャビアのような)
素晴らしい!!
このセンスは尋常では無いです。
栗と魚卵を合わすって???紙一重でしょう。
・ラングスティーヌポワレ半生、牡蠣の緑ソース、ライ麦のクランチ、赤い海苔のパウダー
手で食べます!
大きなラングスティーヌ、ソースのミネラル、塩が効いています。
石は生ぬるいくらいの温度。
セスク(笑)
アーセナルに残ってください!!
・地元の玉ねぎ、70度20分ソテー、グレープフルーツのソース、タピオカ、レモンタイム
瑞々しいタマネギ。酸味か心地良い。
3杯目、サン・トーバン
これもビオキツくなくて良好。
昔はもっと臭かったような。。。
・サルフィス、ミルクのスキン、地元のトリュフのペースト(濃厚!)セルフィーユとか
こんなトリュフ料理は食べたこと無いです。
とても濃厚でウマイ。
良いお皿。
・キングクラブ半生、甘い!ポワロー(詰まった旨さ!)の灰まぶせ、白パンのエスプーマ、パン粉
蟹は新鮮で甘い。
日本レベルの良い蟹です。
ポワローも良かったなあ。旬ですね。
・伝統野菜のピクルス、骨髄、バターとエルヴのソース、鶏のダシ。。。?
箸休め的に野菜でリフレッシュ。
曇り空だった空が晴れてきました。
4杯目は赤
ソミュール・シャンピュニイ
クートゥー
ケースに収納されてました。
いかつい鋼。
・ビーツ、リンゴ、ギュウほほ、
やっとメインに辿り着く。
いや、メインと言う表現はおかしいかもなあ。
コースの流れ的に最後に肉が適切であっただけで、やはり野菜が主役かな。
そのせいかあまり感動も無かった。
5杯目、ちょい甘
マドンナ、美味しい!
ラベルも良いね。
ちょっと休憩に。
サロン
デザートの始まり
・にんじんづくし、ドライトマトみたいなのも、カリッカリのもヨーグルト
うまい。アクは無い。
・スノーマン、にんじんの鼻、上タイム、中苺と?のアイス、下メレンゲ
カワイイ!
黄色い果実はざくろみたいなの、種固い。
6杯目、甘口
コトー・ド・ローバンスとは珍しい。
でもこの造り手は昔、1968を飲んだことがあるぞ。
やはりと言うかワインは全体的にロワール多めでした。
蝋燭の灯り
・ヘーゼルナッツ、ミルクのパウダー、50%ずつ
ミルクのアイス、ブラックベリー
これだけ食べても食後感は軽い。
ちょっとだけ厨房見学させて貰いました。
見せる、見えるキッチン
サロンでカフェ
楽しかった!!
そう、ここは楽しいレストランである。
そんな良い空気が流れてるよなあ。
なるほど、世界ベスト3も納得、これからこういうスタイルが流行る気がする。
スゴく勢いを感じるし、ミシュランはココに三つ星を付けるんじゃないか?
付けざるを得ないと思うなあ。
スカンジナビア料理としてね。
帰る頃の夕暮れ。
今度は夏とか秋にゆっくりと訪れたいな。
北欧家具とかも見てみたいし。
なんと、この記事に使用した画像57枚!!ふーっ。
NOMA(ノマ)
Strandgade 93
1401 Copenhagen K
Tel: +45 3296 3297
noma
by lamplus
| 2010-02-14 14:28
| noma